2009年02月07日(土)
第12回全国小さくても輝く自治体フォーラム/小鹿野町で開催 [いってんベー・よってんベー]
第12回全国小さくても輝く自治体フォーラムが埼玉県秩父郡小鹿野町で2月7日から始まり8日まで開催されます。第1日目は、オープニングの歓迎行事として上演された小鹿野歌舞伎には、500名を越える方々が参加されました。全国からも多くの首長、議員、自治体職員、研究者などの方々が参加され、熱心なフォーラムとなっています。
日本共産党も各地から地方議員や党員、後援会員などが積極的に参加しています。現地から送られた写真速報のいくつかを紹介します。
記念講演@、「『平成の合併』と基礎自治体のあり方」 東京大学名誉教授 大森 彌氏
記念講演A、地方制度改編のいまと小規模自治体の課題ーコミュニティに視点を置いてー
法政大学教授 名和田是彦氏が行いました。
分科会は、@「地域力を高める」A「保険・福祉・医療連携システムをつくる」B「基礎講座・財政健全化法と小規模自治体財政の考え方」C町村長交流会に分かれ、熱心な話し合い交流が行われました。
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「しんぶん赤旗」日刊紙2月8日付けに、掲載された関係記事を次に転載して紹介します。
小さくても輝く自治体の集い 多様な市町村構築へ交流
第12回「全国小さくても輝く自治体フォーラム」が7日、埼玉県小鹿野(おがの)町で二日間の日程で開かれました。全国91の市町村から首長、地方議員、自治体関係者、研究者ら約500人が参加。政府が地方制度改変をすすめるなか、多様な基礎自治体の構築に向けた積極的な交流や意見交換が行われました。
埼玉県でのフォーラムの開催は今回が初めて。開催地となった小鹿野町の関口和夫町長は、保健行政と医者の連携でつくりあげてきた同町の地域包括ケアシステムの成果などを紹介し、「この取り組みをさらにアピールしていきたい」とあいさつをしました。
記念講演では、「平成の大合併」後の基礎自治体(市町村)の課題にどう対処し、その基盤を確立させていくかという点が焦点になり、東京大学名誉教授の大森彌氏が「『平成の合併』と基礎自治体のあり方」と題し、政府が地方制度改変で狙う基礎自治体の行方について解説。農山漁村などの小規模自治体の切り捨てを図る政府の動きに警鐘を鳴らすとともに、「道州制」の導入について「自治を大幅に後退させ、地方公共団体を崩壊させる」と述べました。
また、首相の諮問機関である第29次地方制度調査会の委員もつとめる名和田是彦法政大学教授は、「合併によって自治体と地域社会との乖離(かいり)が進み、身近な民主主義が薄くなってる問題への対処が課題」と提起。一方で、都市部で住民自治の掘り起こしと組織化が生まれている動きに注目し、「さまざまな政治改革や制度再編は、こうしたコミュニティーの構築のための一環とならなければならない」と訴えました。
(2009年2月8日付け「しんぶん赤旗」より転載)
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Posted by ohno at 21時38分 トラックバック ( 1 ) コメント ( 0 )
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自治体フォーラムに参加しました
7日は「花と歌舞伎の町」として知られる小鹿野町で開かれた「全国小さくても輝く自治